制振技術
構造物固有の振動モード(揺れやすい周波数成分)に対して
動吸振器(TMD:Tuned Mass Damper)などを用いて減衰を付加し、
揺れにくい構造へと改善する技術

制振対象例

- ロングスパン構造
(床、ブリッジ、階段など) - 片持ち構造
(跳ね出し床、庇など) - 建物水平振動
(ペンシルビル、戸建て住宅など)
制振理論
動吸振器を付加した時の、主系(制振対象)に対する加振力と主系変位の伝達関数(コンプライアンス特性)をラプラス変換( s = jω )して求めると下式のようになります。

主系(制振対象)、付加系(動吸振器)の固有振動数をそれぞれ f1 , f2 とし、f2 / f1 、及び動吸振器の減衰比ζを最適化する条件(最適同調条件)は、m / M = μ(有効振動質量比)として下式のようになります。

