集合住宅における、ユニットバスの生活音対策事例
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- 集合住宅における種々の生活音対策:ユニットバス
- ユニットバス用防振材(UBP型)の効果確認を目的に、防振有無でバケツ落下時の下階衝撃音を測定し、その効果を検証した。

対策のポイント
集合住宅では、種々の生活音がしばしば問題となるが、ユニットバス内の備品落下に伴う衝撃音も、その一例である。
防振支持にあたっては、あまりに柔らかい部材では、荷重による高さ変化や、踏み込んだ際の感触に不安定感が生じる為、ある程度の硬さを持った部材が必要である。
概要:実際のマンション建築現場において、ユニットバス用防振材の効果確認
集合住宅では、種々の生活音が問題となるが、ユニットバスについては、備品(洗面器など)の落下音が騒音問題となり得る。
本例では、実際のマンション建築現場において、ユニットバス用防振材の効果確認を目的として、防振の付いているユニットバスと、付いていないユニットバスでバケツを落下させ、下階の騒音、及びユニットバス防振上下の振動を測定した。
防振材UBPは小型コイルスプリングと高減衰材を一体化し、ユニット形状としたものである。
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測定点断面図
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試験状況:空バケツ(10Lサイズ)を高さ25cmから落下
効果:部屋全体に響き渡るような落下音が、遠くで聞こえるような音に改善
防振材の効果は、125Hz帯以上の周波数域に見られ、直下階の音圧について、概ね10dB程度の低減効果が確認できた。
感覚的には、部屋全体に響き渡るような落下音が、遠くで聞こえるような感じとなり、改善感は大きい。
また、ユニットバス内に踏み込んだ感触にフワフワ感はなく、適度な硬さを保ちながら、防振効果を得ている。
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直下階音圧データ
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設置スラブ振動データ