TOKKYOKIKI「振動制御事業」の揺るぎない背景は、「物質は振動」で成り立っていることです。それは万物は原子からなり、原子は絶対零度( −273.15 ℃ )でも静止せず、振動=運動しているという「相互作用」にあることによります。
弊社の関わる振動領域は、工学の建造物・機械・土木・電子に関わっています。自然外力・交通振動・建築材の物性による稼働設備機器の振動において、振動応答特性が現場で許容できない揺れ幅、音響や微細振動など「複雑性振動障害」として発生します。それらは自然の摂理で避けることはできません。
空気と同様・無意識下にある振動は、人間の感覚では「許容されている」と評価できます。しかし、超微細な機器の振動許容量は無感領域ですが、超精密機器の性能自体が振動障害の有無を示します。そして、建物構造の揺れと身体部位の共振の不快感があります。振動制御の方法論は、「Oscillation・Vibration」の領域別に制振・防振・除振の対策に大別され、振動許容量と振動障害量の解析と対策をする手順です。
振動制御事業は、顧客の目的・集合する現場・特許機器の技術が三位一体で技術情報を共有し「分析と対策の経済的合理性」を結論づけます。人間の創造的な工学の科学的進化と共に、課題の尽きない特殊な事業領域と云えます。
約1400gの人間の脳は、宇宙から量子論まで「変化する世界」を科学的に認識し、最適解を創造する精神に満ちています。振動制御のパイオニア企業として、経験科学のセオリーに則り、諸処の経験則を蓄積し、振動専業のプロとして、顧客の事業目的に不可避の障害を除き、産業社会に貢献すべく研鑽してまいります。
