海外案件担当社員対談

TALK SESSION

グローバル企業として
世界のものづくりを支えていく!

国内のみならず海外においても特許機器はビジネスフィールドを拡大しつつあります。
海外事業に関わる2人の若手社員が仕事の魅力やこれからのビジネスの可能性について語ります。

MEMBER

メンバー紹介

2021年入社
事業本部 微振動営業部 海外営業課
工学部 機械工学科

2020年入社
事業本部 ソリューション技術部
微振動ソリューション技術課
電子工学科

海外の仕事に
関わるようになったきっかけ

私が特許機器に転職した一番の理由は、海外向けのビジネスにより深く携わりたいという思いがあったからです。前職でも海外と関わる分野はありましたが、特許機器が海外展開を積極的に進めていることを知り、チャンスがつかめると思いました。とは言え、いきなりいまの海外営業職になったわけではありません。まずは技術者としての基礎を固める為、入社後はソリューション技術部に配属されました。振動制御技術を教わりながらアクティブ除振台の最適化調整を担当しました。

将来的に海外事業を担う人財として期待されながら迎えられた、という感じでしたね。そういえば、留学経験もありましたよね。なぜ留学しようと思ったんですか?

元々、父の仕事の関係や通っていた学校の特色として、海外に触れる機会が多くあったんです。
実際に日本を一歩出ると、アジア圏にしても欧米圏にしても、多種多様な人々が共通言語である英語を用いて議論をしたり仕事を協力して進めたりする姿を目にしてきました。
その姿を見て「海外に出ると、こんなにも可能性や視野が広がるんだ」と実感したんです。
そこで英語を学びながら、さまざまな国の人が集まるアメリカで専門分野の勉強をしたいと考えるようになりました。
どのような理由で特許機器に入社しようと思ったんですか?

私は前職で自動車製品の安全性確認に関わる仕事をしていました。さまざまな測定装置を使って製品がどれだけ揺れるか、どれだけ音がするかという試験を行っていたんです。そういった試験の中でも振動の試験が一番興味深かったので、転職するならこれまでの経験を活かせる振動関連の仕事に就きたいと考えて特許機器に入社しました。

入社当初は海外の仕事に関わるとは思ってもみなかったそうですね。どういう経緯で携わるようになったんですか?

国内での仕事を進める中で多くの地域への出張を経験しました。そのことで視野が広がり、いろいろな場所に行くのは楽しいなと思い始めていたところに「海外にも挑戦できるよ」と上司に声をかけてもらったことがきっかけです。それならチャレンジしてみたいということで海外の仕事にも関わるようになりました。

グローバルに
仕事をしていて感じること

私が海外営業課に異動したのは2023年のことです。ここから本格的に海外のお客様を相手にビジネスを進めていくことになりました。仕事の流れとしては既存のお客様からオファーをいただくケースと新規のお客様から問い合わせをいただくケースがありますね。

その中で私たちソリューション技術課の役割は、現地の振動調査から報告書の作成、それに基づいた対策の提案、そして実際の機器設置から調整まで多岐にわたります。

営業と技術、二人三脚で案件を進めていくことが多いですよね。お客様が「新しい装置を開発するにあたって振動をこのくらいのレベルで制御したい」といった要望を出された時に、設計・開発部門とともに、現場の「振動のプロ」としての観点から応えてくれるのがソリューション技術課の皆さんです。

そうですね。私たちの仕事はコンサルティング的な要素が強いと感じています。それは営業の皆さんを含めて言えることだと思います。「振動のプロ」として、お客様の課題に取り組むという点では国内も海外も変わりません。Nさんは現在どのような仕事をされているんですか?

私は主にヨーロッパを担当していますが、先月も新規のお客様からオファーがあり受注に至った案件が進んでいます。

私は主にアジア圏のお客様とお仕事をさせていただくことが多いですが海外のお客様と仕事をしていて特に感じるのは、そのスピード感と要求の高さです。「いつまでに絶対に動かしてほしい」「ここまでの性能は絶対に満たしてほしい」と、かなりシビアに求められるケースが少なくないんですよ。

その感覚、よく分かります。私が感じるのは、とにかく合理的で効率的に物事を進めようとする姿勢ですね。例えば会議をする場合、その目的が明確で参加者全員がゴールを共有しているんです。達成すべき目標に向かって全員で課題を解決しようとしますが、一方で必ず時間内に会議を終わらせます。その際には次までに誰が何をするべきかがきちんと決まっている。こうしたスタイルからは本当に多くのことが学べますね。

より高い品質を目指し、世界拡大へ!

近年の半導体業界は、業界全体が以前よりも一層高い品質を求めるようになってきたと思います。ただ、品質に配慮しつつ、量に関してもたくさん作らなければならないという状況です。

確かにそうですね。その中で私たちが取り組む振動抑制という技術の重要性が、日に日に増していることを実感します。半導体関連の装置はもちろんのこと、その他の精密機器全般においても振動対策へのニーズが高まっているのは世界的な傾向と言えるでしょう。

これほどまでに高度な要求に応えられるメーカーは世界的に見ても限られています。そのような状況の中、特許機器には多くの企業から直接お問い合わせをいただいたり、ご紹介をいただいたりする機会が増えています。当社の技術がどれほど求められているかを実感しますね。

そういう話を聞くと、私たちの目の前には大きな可能性が広がっていることを改めて感じます。これは当社が本格的にグローバル市場へと進出していくチャンスではないでしょうか。それに関連して私自身は「振動」という分野の重要性を、より広く世界に伝えていきたいと考えています。

それは大切ですね。身近なものでありながら振動は一般的にあまり知られていませんからね。

例えば「なぜ振動が問題となるのか」「振動をどのように制御すべきなのか」といった基本的な事柄でさえ充分に知られていないのが現状です。だからこそ私たち振動の専門家が振動対策にどのような技術が存在し、どのような製品が問題解決に貢献できるのかを明確に発信していきたいと考えています。このような形でグローバル企業としての成長を支えることは仕事の大きなやりがいにもつながっていくと思います。

それは私も同じ考えです。私たちの技術が世界中のものづくりを支え、より高品質な製品が生み出されることに貢献している。そして、そのニーズが世界中で高まり続けている。このような実感が持てる仕事は非常に充実感があります。グローバル企業としての特許機器の魅力をさらに大きくしていきたいですね。

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